2018年01月15日

ハリポタ研究第2巻 12,13,14

第12章 『ポリジュース薬』
(筋)ダンブルドアのいる部屋で、不死鳥の復活を目にしたハリー。ダンブルドアは、一連の事件を無実だと信じてくれたが、「なにか言いたいことがあるかね」と聞かれてハリーは「いいえ、ありません」と嘘を言った。変身薬(ポリジュース薬)は完成を見て、ロンとハリーはマルフォイのとりまきに、ハーマイオニーはスリザリンの寮生に変身することになったが、なぜかハーマイオニーは脱落する。ロンとハリーはとりまきに扮してマルフォイから話を聞こうとするが、彼はなにも知らなかった。父親がなにやら隠していることを把握して、帰ってきたロンとハリーは、ハーマイオニーが猫に変身していることに気づく。どうやらスリザリン寮生のマントの毛は、飼い猫のものだったようだ。

(コメント)500年に一度の不死鳥の復活。ハリーは目の前にそれを見て、驚いてしまいます。これがまた、重要な伏線だったりしますよ! いやまったく、無駄のないストーリー展開ですね。この話のラストのハーマイオニーの受難も笑えるし、緩急がしっかりなされていて、続きを読みたくさせることこのうえなし。変化に富んだストーリーやキャラクターにはほんとうに感心します。

  第13章 『重大秘密の日記』
ハリーとロンは、不機嫌なフィルチのその原因を探るうちに、トイレで日記を見つける。女子トイレの『嘆きのマートル』によると、だれかがそれを便器に投げつけたらしい。拾ったハリーは、この日記が五十年前に書かれたこと、持ち主がT・M・リドルだということを知ったが、日記には何も書かれていなかった。ところが、ふとした拍子にハリーが日記にインクを落としたとたん、それは会話を始めた。そして、その持ち主であるリドルが現れ、秘密の部屋をあけた人物のことを映像で語り出す。

(コメント)日記と会話するというところが、映画でも描写されていて、まるでネットのように感じました。日記を書いて交流するというところなんかは、SNS。悪魔的な罠にかかるひとも出てくる一方で、心を癒やされるひともいる。道具って使い方しだいですねえ。
さて、このリドルくん。いったいなにものなのでしょう。素直に信じていいんでしょうか。ハリーくんはウブだからなぁ。ヒヤヒヤものです。

第14章 『コーネリウス・ファッジ』
(筋)何事もなく四ヶ月が過ぎた。ハグリッドに、事情を聞くことをあきらめかけたとき、ハリーは再びあの幽かな声を聞いた。その直後、ハーマイオニーとレイブングローの寮生が石になっていた。ハグリッドは魔法省大臣のコーネリウス・ファッジに逮捕され、ルシウス・マルフォイによってダンブルドアは校長を停職させられてしまう。透明マントで一部始終を聞いていたハリーとロンは、ハグリッドの『クモのあとを追え』という言葉を聞く。

(コメント)事なかれ主義のコーネリウス・ファッジのおかげで、ダンブルドアがえらいめにあってます。マグル出身が四人もやられて、ダンブルドアは打つ手なし。ハリーたちが奮い立つのも無理はない。コーネリウス・ファッジって、ほんとに有能なのかなぁ。ルシウスなんかに任せてたら、ろくなことにならないぐらい、わかるだろうに。

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2018年01月12日

ハリポタ研究第2巻 10,11

第10章 『狂ったブラッジャー』
(筋)変身薬を作るのに時間がかかる。その間にグリフィンドールとスリザリンはクィディッチで試合をした。ところが、試合の最中にハリーにつきまとう凶暴なブラッジャーの玉。片腕を折りながらも、ハリーは金のスニッチをつかまえて試合を終了させる。が、折れた腕をギルデロイ・ロックハートが骨抜きにしてしまった。治療を受けるハリーのところへ、ドビーが現れて、ブラッジャーを狂わせたのは自分だと白状する。そして、断固として家に帰れ、秘密の部屋が開かれたのだからと警告。ハリーはいったいそれがなんなのか知りたがるが、ドビーは言えない。そうこうしているうちにダンブルドアと保健の先生とマクゴナガル先生が、石になったコリンを発見する。写真に証拠は残っていなかった。

(コメント)ひどいけがをさせてホグワーツにいられなくするというドビーの作戦。ちょっとばかり、軽率すぎる気がします。それ以上に、変身薬のレシピを作るために必要な先生のサインを、ハーマイオニーがロックハートにねだるというところが、意外性があって面白かったです。ハーマイオニーって、第1巻から考えると、ずいぶん変わったね。
ハリーは骨折から骨抜きに。ひどい目に遭遇しつづけてます。よくもまあ、これだけ受難が続くねえ。気の毒になってきます。作者はとことん、エンタメのなんたるかを知っているらしい。さすがベストセラー。

第11章 『決闘クラブ』
(筋)怪我が治ったハリーは、ロンとハーマイオニーに会いに女子トイレへ。そこでは、もう少しでできあがる変身薬がぐつぐつ煮えたぎっていた。スネイプの授業でひと騒ぎを起こして必要な薬品をゲットしたハリーたちは、一週間後、『決闘クラブ』に参加することになった。自分を守るための必要な処置だとギルデロイ・ロックハートが言ったためである。なぜか助手のスネイプによって、ハリーはマルフォイと決闘するハメになってしまった。
マルフォイはスネイプにそそのかされて、蛇を出してハリーにけしかける。蛇はロックハートに挑発されてジャスティンの方へ。ハリーはそのピンチを救ったのだが、蛇語を話した(スリザリンの創始者も話せた)ということから、蛇をけしかけたと誤解されてしまう。ところが、次の授業に出る途中で、そのジャスティンが凍って横たわっている現場に遭遇してしまうハリー。しかも首なしニックまで一緒だ。自分が蛇語を話せることすら自覚がないのに、まるで大騒動を楽しんでいるかのようにビーブスに言われてしまうハリーのもとへ、マクゴナガル先生が現れて、ダンブルドアのところへ連れて行くのであった。

(コメント)次々とハリーを襲う不幸なできごと。役立たずのロックハートはアテにならないし、スネイプは意地悪。マルフォイは尻馬にすぐ乗るタイプ。キャラクターがくっきり描かれていて、読んでいて引き込まれます。それにしても、救ってあげた人物に恐怖の顔をされるとは、ハリーはさぞや傷ついたでしょうね。ハッフルパフのひとたちが基本的にお人好しということを知っているから、なおさらです。
行く先々で誤解されるハリー。受難はさらに続きそうですが、自分でこれを解決しようとするところは偉い。しっかりしてます。かれももうじき、(日本で言うところの)中学生ですからね、いつまでもノンビリやられっぱなしじゃない。第1巻から読んでるわたしから見ると、ハリーはどんどんたくましくなってるとうれしくなります。

posted by あすにゃん at 05:38| Comment(0) | 日記

2018年01月11日

ハリポタ研究第2巻 08,09

第08章 『絶命日パーティ』
(筋)スリザリンチームのニンバス2001は、垂直離着陸ジェット機のように早いという噂に、ハリーは憂鬱になる。その日もクィディッチの訓練に励むハリーは、『ほとんど首なしニック』の愚痴を聞かされるハメになる。ところが、そこへフィルチがやってきて、ハリーが城を汚した罪で罰しようとした。ビーブスがそれを邪魔したので、九死に一生を得たハリーは、フィルチが初級魔法を学ぼうとしていることに気づく。そこで、フィルチはハリーを解放してくれた。ニックはビーブスをたきつけたことを白状する。そのお礼に、ハリーはニックの五百回目の絶命日パーティに、ロン、ハーマイオニーと一緒に招待される。
実際にパーティに出たハリーたちは、そこでトイレの花子さんならぬトイレのマートルと出くわす。腐った食べ物に辟易した一行。そのとき、またハリーは、幽かな声を聞いた。それを追いかけて三階に行くと、その壁に、『秘密の部屋の扉は開かれた』と書かれた不気味な文字が! その下には、フィルチの飼い猫、ミセス・ノリスがぶら下がっていた。

(コメント)壁に謎の字が書かれている、というエピソードは、聖書にもありましたっけ。たしか、ダニエル書だったと思うけど、神が王の未来を予言するのに、壁に字を書いて知らせるという話があったんです。印象的な話って、パクりやすいのでしょうか。
オリジナルな話としては、絶命日パーティでしょう。誕生日を祝うなら、幽霊が絶命日を祝ってもいいわけで、この辺の頭の柔らかさが、ローリングの才能を示している気がします。
さて、陰険なフィルチの罰を逃れた一方で、またも危機に陥るハリーくん。好奇心は猫も殺すと言いますが、ミセス・ノリスになにがあったのでしょう。すべての謎は、最後に解けるはずです。わくわく。

第09章 『壁に書かれた文字』
(筋)ダンブルドアによると、ミセス・ノリスは、石になっていた。ちょうどそこに居合わせたハリーは、フィルチによって罰を受けそうになるが、「疑わしくは罰せず」でかろうじてなんとかなる。フィルチは魔法使いの両親を持ちながら、魔法の力を持たない『スクイブ』という弱みを持っていた。とはいえ、なんとか窮地を脱するハリーだった。
さて、ハリーとロンが猫のいた場所(女子トイレ)の水を探索し、マートルとの会話をしたあと、秘密の部屋について、ハーマイオニーが魔法史の先生に質問したところによると、それは伝説の部類に属するもので、スリザリンの創始者がつくった部屋であるという。創始者の継承者が現れたとき、その部屋が開かれ、中の恐怖が解き放たれて、この学校で学ぶ必要のないものたちを追放するという。
しかし、それ以上のことは聞かれても答えてくれなかったので、いちばん秘密の部屋に近そうな人間、つまりマルフォイに質問すればいい、とハーマイオニーが思いつく。変身薬を使ってマルフォイのとりまきに変身すればいいのだ!

(コメント)よく練られたエピソードです。落ち着きはないけどね(笑)ファンタジー小説のなかに、ときどき、現代社会の比喩が入っていたりするところが、ハリーの目から見ているんだなと思わせますが、今回も授業の描写が、よくある現代社会の古典とか地学とかの授業と似ていて、ニヤリとさせられてしまいます。
  秘密の部屋が開いて、中の恐怖が、学校にふさわしくないものを追放する。
学校にふさわしいものとはだれか?
寮の創始者スリザリンにしてみれば、純血以外はみんなダメってことでしょうね。
でもそれが行き過ぎると、犬の純血みたいに、ゆがんだ結果を生むことに。
少し考えてみましょうや。

posted by あすにゃん at 07:07| Comment(0) | 日記