2018年01月11日

ハリポタ研究第2巻 08,09

第08章 『絶命日パーティ』
(筋)スリザリンチームのニンバス2001は、垂直離着陸ジェット機のように早いという噂に、ハリーは憂鬱になる。その日もクィディッチの訓練に励むハリーは、『ほとんど首なしニック』の愚痴を聞かされるハメになる。ところが、そこへフィルチがやってきて、ハリーが城を汚した罪で罰しようとした。ビーブスがそれを邪魔したので、九死に一生を得たハリーは、フィルチが初級魔法を学ぼうとしていることに気づく。そこで、フィルチはハリーを解放してくれた。ニックはビーブスをたきつけたことを白状する。そのお礼に、ハリーはニックの五百回目の絶命日パーティに、ロン、ハーマイオニーと一緒に招待される。
実際にパーティに出たハリーたちは、そこでトイレの花子さんならぬトイレのマートルと出くわす。腐った食べ物に辟易した一行。そのとき、またハリーは、幽かな声を聞いた。それを追いかけて三階に行くと、その壁に、『秘密の部屋の扉は開かれた』と書かれた不気味な文字が! その下には、フィルチの飼い猫、ミセス・ノリスがぶら下がっていた。

(コメント)壁に謎の字が書かれている、というエピソードは、聖書にもありましたっけ。たしか、ダニエル書だったと思うけど、神が王の未来を予言するのに、壁に字を書いて知らせるという話があったんです。印象的な話って、パクりやすいのでしょうか。
オリジナルな話としては、絶命日パーティでしょう。誕生日を祝うなら、幽霊が絶命日を祝ってもいいわけで、この辺の頭の柔らかさが、ローリングの才能を示している気がします。
さて、陰険なフィルチの罰を逃れた一方で、またも危機に陥るハリーくん。好奇心は猫も殺すと言いますが、ミセス・ノリスになにがあったのでしょう。すべての謎は、最後に解けるはずです。わくわく。

第09章 『壁に書かれた文字』
(筋)ダンブルドアによると、ミセス・ノリスは、石になっていた。ちょうどそこに居合わせたハリーは、フィルチによって罰を受けそうになるが、「疑わしくは罰せず」でかろうじてなんとかなる。フィルチは魔法使いの両親を持ちながら、魔法の力を持たない『スクイブ』という弱みを持っていた。とはいえ、なんとか窮地を脱するハリーだった。
さて、ハリーとロンが猫のいた場所(女子トイレ)の水を探索し、マートルとの会話をしたあと、秘密の部屋について、ハーマイオニーが魔法史の先生に質問したところによると、それは伝説の部類に属するもので、スリザリンの創始者がつくった部屋であるという。創始者の継承者が現れたとき、その部屋が開かれ、中の恐怖が解き放たれて、この学校で学ぶ必要のないものたちを追放するという。
しかし、それ以上のことは聞かれても答えてくれなかったので、いちばん秘密の部屋に近そうな人間、つまりマルフォイに質問すればいい、とハーマイオニーが思いつく。変身薬を使ってマルフォイのとりまきに変身すればいいのだ!

(コメント)よく練られたエピソードです。落ち着きはないけどね(笑)ファンタジー小説のなかに、ときどき、現代社会の比喩が入っていたりするところが、ハリーの目から見ているんだなと思わせますが、今回も授業の描写が、よくある現代社会の古典とか地学とかの授業と似ていて、ニヤリとさせられてしまいます。
  秘密の部屋が開いて、中の恐怖が、学校にふさわしくないものを追放する。
学校にふさわしいものとはだれか?
寮の創始者スリザリンにしてみれば、純血以外はみんなダメってことでしょうね。
でもそれが行き過ぎると、犬の純血みたいに、ゆがんだ結果を生むことに。
少し考えてみましょうや。

posted by あすにゃん at 07:07| Comment(0) | 日記